国際航空貨物をめぐるカルテル疑惑の調査を進めている欧州委員会が、ブリティッシュ・エアウェイズ（BA）など数社に対して11月に制裁金の支払いを命令する見通しだ。消息筋が21日、ロイター通信に明らかにした。
\欧州委員会は2006年2月、国際航空貨物の運賃で世界の複数の航空会社がカルテルを結んでいる疑いがあるとして調査を開始。07年12月に関係各社に異議告知書を送付していた。対象企業の名前は未公表だが、日本航空、全日本空輸（ANA）、BA、エールフランス─KLM、スカンジナビア航空（SAS）、ルフトハンザ航空、アリタリア航空、キャセイ・パシフィック航空、エア・カナダなどが告知書受領を確認している。
\消息筋によると、欧州委は対象企業のうちエールフランス─KLM、BA、SASを含む数社に制裁を科すことを決定。11月9日に正式発表する予定という。
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