EU統計局ユーロスタットが3日発表したユーロ圏の2010年12月の小売業売上高（速報値・数量ベース）は前年同月比0.9％減となり、前月の0.8％増からマイナスに転じた。小売業の低迷は8カ月ぶり。失業率の高止まり、ユーロ圏の信用不安に対する懸念が個人消費に悪影響を与えているようだ。（表参照）
\分野別では食品・飲料・たばこが1.1％減、非食品が0.5％減だった。EU27カ国ベースの売上高は0.1％減で、こちらも前月の1.2％増から悪化。データが出そろっている20カ国では、仏、英など10カ国が増加、独、スペインなど10カ国が減少と大きく明暗が分かれた。
\前月比ではユーロ圏が0.6％減、EUが0.5％減となり、下げ幅はそれぞれ前月の0.3％、0.1％から膨らんだ。
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