フィリップス、デンマーク麻酔装置メーカー買収

オランダ電機大手の蘭フィリップスは9日、デンマークの医療機器メーカー、ダメカを買収すると発表した。患者監視装置事業を強化する狙い。取引金額は公表しないことで合意した。

ダメカは1947年の設立で、従業員数は約70人。世界60カ国以上で麻酔装置や吸引装置を販売している。

社会の高齢化や患者数の増加を背景に患者監視装置の需要は拡大しており、フィリップスは同分野を重点強化。すでに集中治療室と一般病棟分野では製品を拡充した。今回の買収により、手術用の監視装置事業を強化する。