2011/8/8

欧州ビジネスウオッチ

EADS、衛星通信サービスのビザーダ買収

この記事の要約

欧州航空宇宙大手のEADSは1日、衛星通信サービスのビザーダを投資会社のエイパックスから買収すると発表した。航空機事業に偏重した事業構造を是正する措置の一環で、買収により宇宙部門アストリウムを強化する。買収金額は6億7, […]

欧州航空宇宙大手のEADSは1日、衛星通信サービスのビザーダを投資会社のエイパックスから買収すると発表した。航空機事業に偏重した事業構造を是正する措置の一環で、買収により宇宙部門アストリウムを強化する。買収金額は6億7,300万ユーロ。

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ビザーダは通信大手のフランステレコムとテレノール(ノルウェー)の衛星通信サービス部門が合併して2007年に創設された企業。世界に約20万の顧客を持つ。従業員数は700人。

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EADSは売上げの7割を景気変動の影響を受けやすい旅客機部門エアバスが占めている。同社はこの現状を改める考えで、6月には小型機やヘリコプターの保守・修理サービスを手がけるカナダ企業を買収。7月27日にもデンマークの航空機部品商社サットエアに対する株式公開買い付け(TOB)計画を発表した。

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