2011/8/8

欧州ビジネスウオッチ

人工透析大手FMC、米2社買収

この記事の要約

独総合医療大手フレゼニウスの人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケアは2日、米同業2社を買収すると発表した。取引総額は約21億ドル。買収により同国市場最大手の地位を固める。取引の成立には独禁当局の承認が必要で、同社は […]

独総合医療大手フレゼニウスの人工透析子会社フレゼニウス・メディカル・ケアは2日、米同業2社を買収すると発表した。取引総額は約21億ドル。買収により同国市場最大手の地位を固める。取引の成立には独禁当局の承認が必要で、同社は一部地域の病院放出を条件に2012年初頭までに許可が下りるとみている。

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買収するのはリバティー・ダイアリシスとアメリカン・アクセス・ケア。それぞれ17億ドル、3億8,500万ドルで買収する。FMCは米市場でこれまで、競合のAPPと首位の座を争ってきたが、今回の買収により大きく水をあける見通しだ。

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同国の人工透析市場では医療改革を受けて製品とサービスを一手に手がける大手企業の競争力が高まっており、中小事業者を中心に淘汰が進んでいる。

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