2011/10/17

欧州ビジネスウオッチ

VWが提携契約に違反、スズキが通告書送付

この記事の要約

スズキは14日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)に対して、提携契約に違反しているとの通告書を送付したことを明らかにした。これに対してVW側は契約違反を否定し、逆に法的措置を講じることを示唆しており、両社の対立が泥沼 […]

スズキは14日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)に対して、提携契約に違反しているとの通告書を送付したことを明らかにした。これに対してVW側は契約違反を否定し、逆に法的措置を講じることを示唆しており、両社の対立が泥沼の訴訟合戦に発展する可能性が出てきた。

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スズキは9月、VWと2009年12月に結んだ包括提携について、VWが契約に反して自社のハイブリッド技術などの提供を拒んでいるとして、提携解消を申し入れていた。

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鈴木修社長は声明で、「資本提携はスズキがVWのコア技術に容易にアクセスできるように意図されたものだったが、約束されたことが実行されないのは大変残念。VWが技術へのアクセスを認めないのであれば、株式を返すべき」とコメントしている。

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スズキはVWに対して、2週間以内の是正を要求。VWが応じない場合は提携解消に向けた法的措置を講じる構えだ。

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これに対してVWの広報担当者は「スズキの主張に根拠はない」として反発。「あらゆる選択肢を検討する」と述べ、法的措置を含む対抗手段に訴える用意があることを明らかにした。

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