2012/5/21

競争法

独砂糖大手の英商社出資、条件付きで承認

この記事の要約

欧州委員会は16日、欧州最大の砂糖メーカーである独ジュートツッカーが英砂糖商社のED&Fマンに出資する計画を条件きで承認したと発表した。両社はイタリアにあるED&Fマンの製糖工場を手放すことを求められ […]

欧州委員会は16日、欧州最大の砂糖メーカーである独ジュートツッカーが英砂糖商社のED&Fマンに出資する計画を条件きで承認したと発表した。両社はイタリアにあるED&Fマンの製糖工場を手放すことを求められる。

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ED&Fマンは世界2位の砂糖商社。製糖も手掛けている。ジュートツッカーは5月、同社株式の約25%を2億5,500万ドルで取得し、経営権を握ることで合意していた。

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欧州委は初期調査の結果両社が世界の砂糖市場で50%を超えるシェアを握っていることから、出資に競争上の問題があるとして、昨年11月に承認を見送り、本格的な調査を行ってきた。これに対して両社は、ED&Fマンの最大の製糖拠点である伊ブリンディジ工場を売却することを提案。欧州委は同措置の実施を条件に出資計画を認可した。

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