2012/6/4

産業・貿易

ベトナムとのFTA交渉、近く開始へ

この記事の要約

EUは5月31日、ベトナムとの自由貿易協定(FTA)締結交渉を近く開始すると発表した。ASEAN(東アジア諸国連合)加盟国ではすでに、シンガポール、マレーシアとFTA締結に向けた協議を始めており、ベトナムは3カ国目となる […]

EUは5月31日、ベトナムとの自由貿易協定(FTA)締結交渉を近く開始すると発表した。ASEAN(東アジア諸国連合)加盟国ではすでに、シンガポール、マレーシアとFTA締結に向けた協議を始めており、ベトナムは3カ国目となる。

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ASEANはEUにとって3番目に大きな貿易相手地域であり、年間の貿易額は1,750億ユーロに上る。EUは2007年、ASEAN地域全体とFTAを結ぶ方向で交渉に乗り出したが、2009年に一時中止。同年12月から、ASEAN加盟10カ国のそれぞれと個別の交渉を進めている。

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一方、世界人口の4分の1を抱える自由貿易圏の創設に向け、EUは2007年からインドとのFTA交渉も行っている。今年2月に行われたEU・インド首脳会議では共同声明が発表され、年内に妥結に至る見通しが示された。このほか、昨年には韓国とのFTAが発効している。

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