欧州委員会が8月31日発表した同月のユーロ圏の景況感指数（ESI、標準値100）は86.1となり、前月の87.9から1.8ポイント低下した。景況感の悪化は5カ月連連続で、2009年8月以来3年ぶりの低水準まで後退した。
\ESI はEU内の企業経営者約13万人と約4万人の消費者を対象とした聞き取り調査に基づいてまとめられる。分野別では製造業が0.2ポイント、サービス業が2.3ポイント、消費者が3.1ポイント、小売業が2.3ポイント、建設業が4.6ポイントの幅で前月から低下した。
\EU27カ国ベースのESIは、前月を2ポイント下回る87.0。主要国ではスペインが4.9％低下と、最も大きな下げを記録した。このほか英国が3.1ポイント、イタリアが2.4ポイント、ドイツが1ポイントの幅で悪化した。
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