欧州自動車工業会（ACEA）が16日発表したEU（マルタを除く27カ国）の4月の新車販売（登録）台数は108万9,226台となり、前年同月から4.6％増加した。販売増加は8カ月連続。ただ、最大の市場であるドイツで減少に転じたため、上げ幅は前月の10.6％から縮小し、5カ月ぶりの低水準となった。（表参照）
主要市場ではフランスが5.8％、イタリアが1.9％、スペインが28.7％、英国が8.2％の幅で増加。ドイツは3.6％減だった。
欧米の主要メーカーは、米ゼネラル・モーターズ（GM）を除いて販売が伸びた。とくに仏ルノーが16.1％増と好調だった。最大手の独フォルクスワーゲン（VW）は4.4％増。伊フィアットは1.8％増、独BMWとダイムラーは0.5％増と、小幅の伸びにとどまった。
日本勢はホンダが8.4％減と前月に続いて低迷したが、トヨタが4.8％増、日産が22.1％増、スズキが7.6％増、マツダが30.1％増、三菱が19.2％増と好調を維持した。
