ユーロ圏生産者物価、2月は31％上昇

EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の2月の生産者物価（建設業を除く）は前年同月比で31.4％の上昇となった。エネルギー価格の高騰が物価を大きく押し上げる状況に歯止めがかからない。（表参照）

上昇率は前月の30.6％を上回った。分野別ではエネルギーが87.2％、中間財が20.8％、資本財が5.9％、耐久消費財が7.2％、非耐久消費財が6.8％だった。

EU27カ国ベースの上昇率は31.1％。主要国はイタリアが41.4％、スペインが40.7％、ドイツが25.6％、フランスが22.4％となっている。