2010/2/10

ハンガリー

ハンガリー製薬エージス、韓国セルトリオンと販売協力

この記事の要約

ハンガリー製薬2位のエージスは5日、韓国のバイオ医薬品メーカー・セルトリオン(Celltrion)と販売協力で合意したと発表した。エージスはセルトリンが開発中のバイオシミラー(後発生物製剤)8種類について、中東欧・旧ソ連 […]

ハンガリー製薬2位のエージスは5日、韓国のバイオ医薬品メーカー・セルトリオン(Celltrion)と販売協力で合意したと発表した。エージスはセルトリンが開発中のバイオシミラー(後発生物製剤)8種類について、中東欧・旧ソ連の計17カ国で自社流通網を使って販売する。2013年初めまでに最初の製品を販売する予定。販売開始翌年度の売上高を3,000万ユーロと見込む。

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エージスはセルトリオン製品の販売を請け負う17カ国のうち、ロシア、ウクライナを含む旧ソ連5カ国で独占販売権を取得。同社によると、17カ国のバイオシミラー市場は現在6億ユーロ以上、今後も2けたの伸びが見込まれるという。

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セルトリオンはこれまで旧ソ連地域に販売網がなく、エージスの協力で同地域に進出することになる。製品の販売ブランドはセルトリオンの名前を残すことで合意しているが、両社が販売協力する製品名など詳細は今後数カ月で詰める。

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バイオシミラーは特許切れバイオ医薬品の後発類似品。セルトリオンは抗がん、免疫システムの活性化に有効なモノクローナル抗体製剤の開発に力を入れており、昨年12月には業界で初めて、乳がん治療剤「ハーセプチン(Herceptin)」の臨床試験を欧州連合(EU)内で認められた。

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