ハンガリー中央統計局が17日に発表した2009年の建設業施工高は前年比4.3％減で、減少に転じた06年から07年の14.4％減、08年の4.3％減と4年連続の減少となった。特にビル建設の落ち込みが激しく、減少幅は07、08年の各9.5％から12.6％に拡大した。住宅および商業・事業施設の建設も減少。一方、民間エンジニアリング工事は6.2％増と好調で、同分野は08年後半に受注が上向き、道路、地下鉄、送配電網の拡張工事と鉄道再建プロジェクトが活況をけん引した。
\12月の施工高は前年同月比6.2％減。11月の14.2％減に比べ下げ幅が小さくなり、前月比（季節・労働日数調整後）でも11月の9.3％減から8.4％増に好転した。ビル建設は前年同月比5.6％減で、08年2月から昨年6月を除いて一本調子で減少している。12月の民間エンジニアリング工事は前年同月を3.3％上回った。
\新規受注高は11月、12月連続で前年同月比2けた台の減少率をつけたが、受注残高は4月以降に増加に転じ、12月末時点で前年末を23.5％上回った。ビル建設の09年新規受注は前年比5.4％減で、年末の受注残高は16％増。民間エンジニアリング工事の新規受注は大型受注が多かった08年に比べ10％減となったが、受注残高は30.5％上回っている。
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