ハンガリー中央統計局が6日発表した2010年3月の鉱工業生産は労働日数未調整、調整ベースともに前年同月を2.8％上回った。2月の8.4％増に比べ増加が小幅にとどまったのは、前年3月の値が比較的高かったことが一部影響したと説明している。
\労働日数未調整ベースの鉱工業生産は、08年10月から12カ月連続で前年同月を下回った後、09年12月からは増加を維持している。調整後では08年7月以来で3度目の増加となった。一方、前月比で見た労働日数調整ベースの鉱工業生産は、今年1月に8.3％増と過去2年間で最大の増加を示した後、2月に1.7％減と反転したが、3月は0.4％の小幅減に収まった。
\通年での鉱工業生産は08年に前年水準を確保したが、09年は17.7％減と大きく落ち込んだ。今年1-3月期の鉱工業生産は前年同期を4.5％上回り、生産回復の兆しを示している。
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