ロシアの自動車最大手アフトワズは、非中核事業の売却により、現従業員数を10％に当たる7,000人を来年までに削減する計画だ。コマーロフ最高経営責任者が11日明らかにした。
\アフトワズと同社に10％を出資する仏ルノーは、トリヤッチ工場で予定している新型車の生産を控えコスト削減を推進しており、昨年10万2,000人だった従業員は7万人に減少している。今回削減する7,000人のうち、大部分は他の国営企業への出向や退職による自然減で対応し、解雇は行わない方針だ。
\ロシア政府は3月から車齢10年以上、保有暦1年以上の国内製造車を廃車にし、国内で製造された新車を購入する場合に5万ルーブルの割引が受けられる、新車買い換え奨励策を導入した。コマーロフCEOによると、奨励策の効果により1-5月のアフトワズとルノー・日産のロシア新車販売市場におけるシェアは38％と、昨年から8ポイント上昇した。今年のロシアの新車販売は170万台と、昨年の146万台から拡大する見通しだ。（1RUB＝2.9JPY）
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