ハンガリーの格安航空会社ウィズエアーが上昇気流に乗っている。このほど明らかにした2009年売上高は1,350億フォリントで、前年比27％の増収だった。今年4月までの12カ月間の乗客数は840万人で、前年より30％増えた。
\ヴァラディ最高経営責任者（CEO）は4月末、ブダペスト発着便の利用者が急増していることを背景に、今年の同空港の乗客数を昨年の120万人より2割以上増やす目標を打ち出した。ヴァラディ氏は「超格安ビジネスモデルが市場活性化をけん引し、競合先や他の交通手段に対して競争力を発揮している」と、同社の成功要因を挙げた。
\ウィズエアーは現在、ハンガリー、ポーランド、チェコ、ルーマニア、ブルガリア、ウクライナに12のハブ空港を構え、欧州内の150ル路線以上を結ぶ。04年に運航を開始したばかりだが、中東欧で最大の格安航空会社に躍進した。ブダペスト空港では6月にロンドンのルートン空港にも就航し、同地の発着ルートは22となった。現在の運航体制は34機。既存ルートの輸送能力向上やルート拡張に備えて100機以上を発注中という。（1HUF＝0.38JPY）
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