ロシア中央銀行は2月25日、主要政策金利を0.25％ずつ引き上げると発表した。リファイナンス金利は8％となる。中銀の利上げは市場の予想外で、2008年12月以来初めて。28日から実施される。
\今回の利上げで、翌日物預金金利も3％に引き上げられた。投資と消費を引き締め、インフレを抑制する狙いだ。ロシアでは昨年夏以降、インフレ率が上昇しており、12月には同年で最高となった。このため、中銀は昨年末、金融引き締めの第一歩として、同金利を0.25％引き上げ、2.75％に設定していた。
\また、中銀は、中東の政情不安や原油高の影響でロシア金融市場への資金流入が加速し、インフレが進むことを防止するため、預金準備率も2カ月連続で引き上げた。
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