電子機器受託製造（EMS）の墺Becom Electronicsは11日、ハンガリー北西部タタバーニャにある工場の拡張工事を開始した。4億8,000万フォリント（180万ユーロ）を投じて、スマートメーター（デジタル電力メーター）向けの製造ラインを増設する。総工費のうち1億4,400万フォリント（54万ユーロ）は欧州連合（EU）からの補助金で賄う。11日付の『ブダペスト・ビジネス・ジャーナル（オンライン版）』が報じた。
\同紙によると、Becomは新製造ライン完成後に20人を新規雇用するほか、技術革新に8億2,000万フォリント（300万ユーロ）を投資する計画。タタバーニャ工場は現在、従業員80人を抱え、LEDパネルや通信機器を製造している。2009年の売上高は18億フォリント以上だった。
\ハンガリーは中東欧最大の電子機器関連産業の集積地であり、エルコテック（フィンランド）、フレクストロニクス（シンガポール）、鴻海精密工業（台湾）、ジェイビルサーキット（米国）などEMS大手が多く進出している。
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