2011/5/18

ハンガリー

製薬大手リヒター、1-3月期は減益

この記事の要約

ハンガリーの製薬大手ゲデオン・リヒターが11日発表した2011年1-3月期決算は、税引き後利益が111億9,400万フォリントとなり、前年同期から3.2%減少した。販促費がかさんだことなどが響き小幅減益となったが、市場予 […]

ハンガリーの製薬大手ゲデオン・リヒターが11日発表した2011年1-3月期決算は、税引き後利益が111億9,400万フォリントとなり、前年同期から3.2%減少した。販促費がかさんだことなどが響き小幅減益となったが、市場予想の105億フォリントは上回った。

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売上高は前年同期比11.6%増の708億3,900万フォリント。ユーロベースでは10.1%増の2億6,020万ユーロだった。国内売上高は8.9%増の94億9,900万フォリントで、医薬品市場のシェアは5.9%と3位につけた。国外売上高は10.5%増の2億2,530万ユーロ。国・地域別では欧州連合(EU)が7.1%増の9,640万ユーロ、独立国家共同体(CIS)が14.3%増の1億300万万ユーロ、米国が1.7%減の1,180万ユーロ、その他の地域が19.5%増の1,410万ユーロだった。

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リヒターのボグシュ最高経営責任者は2011年通期の売上見通しについて、ロシアの売上成長率を2月に発表した前年比5%から10~15%に上方修正する一方で、米国の売上高はドルベースで35%減少するとし、グループ売上高は前年比5%拡大するとの予想を堅持した。(1HUF=0.43JPY)

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