セルビアの石油会社ナフトナ・インドゥストゥリヤ・セルビア（NIS）は15日、石油・ガスの開発を手がける加ファルコン・オイルアンドガスのハンガリー子会社であるTXMオイルアンドガス・エクスプロレーション（TXM）と、ハンガリー南東部マコーにおける天然ガスの開発プロジェクトに関する覚書に調印したと発表した。
\NISは、TXMがマコーに保有する995キロ平方メートルの鉱区の開発ライセンスのうち、2,500～3,500メートルにあるアルギュ天然ガス貯留層の開発権を150万米ドルで取得。2012年末までに3カ所で試掘を行う。試掘の完了後、NISは同貯留層の生産権益の50％を275万ドルで取得する。マコーには3,400億～5,100億立方メートルの非在来型天然ガス（シェールガス）が埋蔵されていると推定され、開発に大きな期待が寄せられている。
\NISは国外での資源開発事業を拡大させており、アンゴラ、ボスニア、ルーマニアに進出している。20年までに石油・ガスの埋蔵量で5,000万トン、生産量で500万トン（ともに石油換算）とすることを目標に掲げている。
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