2011/7/27

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

住友商事、ルーマニア農業資材販売会社を買収

この記事の要約

住友商事は22日、ルーマニア最大手の農業資材販売会社アルチェド(ブカレスト)を買収すると発表した。アルチェドの発行済み株式の90%を数カ月中に同社から取得する。売買額は明らかにされていないが、複数の報道によると数十億円規 […]

住友商事は22日、ルーマニア最大手の農業資材販売会社アルチェド(ブカレスト)を買収すると発表した。アルチェドの発行済み株式の90%を数カ月中に同社から取得する。売買額は明らかにされていないが、複数の報道によると数十億円規模に上る見通しだ。

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アルチェドは1990年の設立以来、農業国ルーマニアで農薬や種子、肥料メーカーの商品の販売を手掛けている。販売先農家はルーマニア全農家の3分の1に当たる約3,500戸で、栽培技術の供与や農作物の買い上げなどのサービスも行っている。

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住友商事は今回のアルチェド買収でルーマニアの農家への直販ネットワークを強化する。同社はすでに欧州で農薬の輸入卸販売を展開しており、川上から川下までの農業関連の販売・サービス事業を統合する計画だ。将来的には同国で、農作物の生産、対日輸入、農機・保険事業に参入することも視野に入れている。

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