家具販売大手のイケア（スウェーデン）が、ポルトガルの金属構造材メーカーMartiferから、ポーランドの風力発電所3カ所を買収する。取引金額は8,700万ユーロ。これにより自社がポーランドで消費する電力の約半分を賄う。
\買収したのは南部ポドカルパチェ県にあるウェンキ・ドゥキエルスキエ、ブコフスコ、リマノフの3発電所。出力はそれぞれ10メガワット、18メガワット、28メガワット。リマノフ発電所はまだ完工していないため、2013年の操業開始後に手続きを完了させる。
\イケアは長期的に、再生可能エネルギーへの100％切り替えを目指している。すでにドイツ、スウェーデン、フランス、英国で風力発電所を保有する。
\一方のMartiferは債務削減を目指しており、今回の売却もその方針に沿うものだ。同社は今年6月末時点で4億100万ユーロに上る債務を2013年までに2億3,000万～2億5,000万ユーロに圧縮する目標を掲げている。
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