ブルガリア最大の商業港である黒海沿岸のヴァルナ港の貨物事業が好調だ。交通省がこのほど発表したところによると、同港の貨物取扱量は今年9月に106万5,000トンに上り、8月に記録した過去最高の100万トンを上回った。
\貨物取扱量は1～9月ベースで前年同期比12％増の666万トンとなり、景気後退に陥る前の2008年の水準を10％上回った。穀物、コンテナ（加工品）、ナトリウム、石炭、肥料、セメントなど、ヴァルナ港で処理される主要貨物が全分野にわたり増加した。特に穀物の取扱量は前年同期比12％増の151万トンと好調に伸び、その主要出荷先はスペイン、イタリア、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ギリシャだった。コンテナの処理数は5％増の9万1,000個で、満載換算で21％増の大幅な伸びを示した。1～9月期の純利益は350万レフを確保した。
\ヴァルナ港は今年通年の処理量を850万トン超、純利益を400万レフと予測。過去最高業績達成を視野に入れている。（1BGN＝53.37JPY）
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