セルビア国立銀行は6日、政策金利である14日物レポ金利を0.5ポイント引き下げ、今年最低値の10.75％とした。インフレ圧力が弱まった一方で経済見通しが悪化していることを受けた措置で、6月以来4度目の利下げとなった。
\主要貿易相手である欧州連合（EU）の経済減速と進行中のユーロ債務危機の影響で、セルビアの輸出は勢いを失いつつある。2011年4-6月期の経済成長率は2.2％と、前期の3.7％（改正値）から大幅に縮小した。高い失業率も懸念材料だ。
\セルビアの消費者物価指数上昇率（インフレ率）は今年4月に前年同月比14.7％の最高値を付けた後、8月には10.5％に下落した。ブルームバーグによると、9月はさらに9.6％まで下がったもようだ。国立銀行は今年3～6％、来年は2.5～5.5％に目標を定めている。
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