2011/10/26

ポーランド

米エア・プロダクツ、液化炭酸ガス工場を建設

この記事の要約

米産業ガス大手のエア・プロダクツは12日、ポーランド南部のタルヌフに液化炭酸ガス工場を建設すると発表した。また、原料となる炭酸ガスを安定的に調達するため、国内肥料大手Azoty Tarnovと長期供給契約を交わした。産業 […]

米産業ガス大手のエア・プロダクツは12日、ポーランド南部のタルヌフに液化炭酸ガス工場を建設すると発表した。また、原料となる炭酸ガスを安定的に調達するため、国内肥料大手Azoty Tarnovと長期供給契約を交わした。産業ガス市場規模が約14億ズロチに達し、今後も堅調な需要拡大が期待されるポーランドでの事業強化戦略を明確にした。

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タルヌフ工場の投資額は1,000万米ドルを超える見通しで、2012年夏の完成を予定している。1日あたりの炭酸ガス処理能力は約200トンで、ポーランドで最大規模の産業ガス工場になるという。また、1日当たり1,000本の充填能力のある最新技術を搭載した充填装置も導入される。高純度の液化炭酸ガスは、飲料水メーカーや温室栽培業者などに供給される。

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エア・プロダクツは水素、酸素、金属加工、溶接、食品加工業向けの産業ガスの世界大手で、2010年の売上高は90億米ドル。ポーランド市場には18年前に参入し、2007年に独競合先のリンデからBOC Gazyを買収して国内最大手に躍進している。(1PLN=24.11JPY)

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