リトアニア統計局が1日発表した2012年第2四半期の国内の外国直接投資（FDI）は約9億2,600万リトアニア・リタス（LTL）の流出超で、第1四半期の9億5,200万LTLの流入超から資金の流れが反転した。外国投資家への配当金が18億LTLに上ったが、このうち14億LTLが国内で再投資されなかったことが影響した。
\6月末時点のFDIは累計で約385億6,608万LTLに上り、1年前に比べ4.8％増えた。リトアニアへの投資が最も活発なスウェーデンは累計投資額が85億LTLに上り、全体の22％を占め、ポーランド（11.8％）とドイツ（10.1％）がこれに続く。EU加盟国からの投資額は全体の77.7％で、ロシアを中心とした独立国家共同体（CIS）は4.5％だった。
\製造業への累計投資額は101億LTLに上り、全体の26.2％を占めた。石油精製や化学品・化学製品製造への投資が製造業全体の半分近くを占め、製薬（12.4％）や食品・飲料・タバコ製品（12.1％）への投資も活発だ。
\一方、リトアニアから外国への第2四半期の投資額はマイナス約1億3,100万LTL。6月末時点の累計投資額は55億8,406万LTLで、1年前に比べ0.4％増えた。主要投資先はオランダ（全体の29.6％）、ラトビア（15.3％）、キプロス（10.9％）、ポーランド（8.6％）。（1LTL＝29.35JPY）
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