バルト3国の2012年の貿易収支統計（速報値）が11日までに出そろった。それによると、リトアニアは輸出高が前年比14.5％増の796億5,600万リタス、輸入高が9.9％増の865億7,800万リタスで、貿易収支の赤字幅は前年の92億3500万リタスから69億2, 000万リタスへと大きく縮小した。輸出先別のシェアはロシアが18.9％で最も大きく、2位はラトビア（10.9％）、3位はエストニアとドイツ（ともに7.8％）だった。輸入先別シェアはロシアが32.2％、ドイツが9.8％、ポーランドが9.7％。（1リタス＝36.24円）
\エストニアは輸出高が4％増の125億5,100万ユーロ、輸入高が9％増の137億5,200万ユーロで、貿易赤字は前年（6億5,900万ユーロ）の約2倍の12億ユーロに拡大した。最大の取引先国はスウェーデン（輸出シェア16％、輸入シェア10％）で、2位以下はフィンランド（輸出15％、輸入14％）、ロシア（輸出12％、輸入7％）、ラトビア（輸出9％、輸入10％）の順だった。
\ラトビアは輸出高が15％増の68億9,800万ラッツ、輸入高が12.7％増の86億9,700万ラッツで、貿易赤字は前年を約8,000万ラッツ上回る17億9,900万ラッツに上った。12月期の主要輸出先国はリトアニア（シェア16.7％）、ロシア（13％）、エストニア（12.9％）、ドイツ（6.3％）、アルジェリア（4.9％）。輸入先国もトップはリトアニア（17.4％）で、ロシア（13％）、ドイツ（10.6％）、ポーランド（7.8％）、エストニア（7.2％）がこれに続いた。
\(1ラッツ＝178.88円）
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