グルジアのワイン輸出が好調だ。農業省のまとめによると、2013年の輸出量は4,470万本と、前年からほぼ倍増した。背景には、ロシアが同年にグルジアワインの輸入を7年ぶりに解禁したことがある。
\グルジアワインはスターリンも愛好したと言われ、ロシアで高い人気を誇っていたが、グルジアで親欧米路線のサアカシビリ政権が誕生した06年、ロシアは「衛生面の不備」を理由に禁輸に踏み切った。しかし、12年の議会選挙で、ロシアとの関係改善を掲げる富豪イワニシビリ氏が率いる野党連合が勝利し、同氏が首相に就任したことでロシア側も態度を軟化。昨年6月に36社のワインメーカーの製品の輸入を解禁した。
\昨年のグルジアワインのロシア向け輸出は2,180万本と、全輸出量のほぼ半分を占めた。グルジア・ロシア経済協力センターでは、今年の輸出量は3,000万本を超えるとの見通しを示している。
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