独自動車部品メーカーのムーア・ウント・ベンダー（ムベア）がチェコで4番目となる工場の建設を計画している。中東欧情報サイトNov-ost.infoが19日報じたところによると、同社の工場があるチェコ東部プロスチェヨフ市がこのほど、産業パークの約7.3ヘクタールの敷地を用地として売却オファーした。
市当局によると、ムベアは最終決定を経て来年建設に着工し、16年半ばに生産を開始する計画という。新工場開設によって約500人の雇用が生まれる見通しだ。
ムベアはプロスチェヨフに2カ所、中央ボヘミア地方のジェブラークに1カ所の工場を持つ。プロスチェヨフでは子会社のMubea-HZPがアクセルスプリングとスタビライザーを、Mubea ITスプリングワイヤがスプリングワイヤとスタビライザー用材料を生産している。両社を合わせた従業員は790人。また、ジェブラーク工場ではムベアの現地法人がベルトテンションシステム、サスペンション用部品などを製造している。
