欧州復興開発銀行（EBRD）は9月29日、カザフスタンの国営鉄道であるKTZに300億テンゲ融資すると発表した。同行のカザフスタンに対する支援額としては過去最大。融資は為替リスクを避けるため現地通貨のテンゲで行われる。KTZは同融資をロジスティックスとインフラのメンテナンスに必要な設備の購入に当て、カザフスタンの鉄道中継地としての機能と旅客輸送の安全性向上を目指す。
KTZは同国の鉄道システムを管理するとともに旅客輸送と貨物輸送サービスを行い、同国の鉄道貨物の半分を扱っている。今回の融資はKTZ本体のほか、関連企業のKTZエクスプレスとロコモティブに対しても行われる予定。（10KZT＝6JPY）
