ルーマニア統計局が10日発表した2014 年1－8月期の鉱工業生産高は労働日数・季節調整後で前年同期比9.0％の大幅増となった。製造業が10.6％増と好調だった半面、鉱業は1.1％増にとどまり、エネルギーは2.3％減と低調だった。
製造業では特にコンピュータ・電子・光学機器（62.8％）、製紙・紙製品（31.4％）、タバコ製品（23.7％）、コークス・石油精製品（17.0％）などが大幅増産となった。一方、飲料（3.3％）や製材・家具を除く木材製品（0.7％）は前年同期を下回った。
8 月単月では前年同月比で4.7％増。鉱業は9.5％増、製造業は5.6％増でともに堅調だったが、エネルギーは5.5％落ち込んだ。製造業ではコンピュータ・電子・光学機器（64.8％）、医薬品（52.1％）、タバコ製品（30.4％）、製紙・紙製品（24.9％）が大幅増となった。
前月比では2.7％減。製造業は3.5％減で、3カ月連続で減産となった。鉱業は0.4％減、エネルギーは4.6％増だった。
