カナダ自動車部品大手のウェスキャストは10月29日、ハンガリー北西部のオロスラーニ工場を拡充すると発表した。2015年末までに48億フォリント（約1,558万ユーロ）を投じて実施する。2020年までは総額220億フォリントの投資を計画している。同工場は欧州市場向け製品の生産をすべて賄っており、積極投資を通じて増大する需要に対応する。
ウェスキャストのゲオルグ・ヤング副社長によると、同工場には今年、77億フォリントを投資済み。11月に250人を新規雇用するとともに、現在1,450人の従業員を2020年末までに2,500人に増員するという。今年度の純利益は280億フォリント、来年度は330億フォリントを見込んでいる。
同社は鋳造エキゾースト・マニホールドの最大手。世界8カ国・13カ所に拠点を持つ。2013年から中国四川波鴻工業有限公司の子会社となっている。（1HUF＝0.44JPY）
