2014/11/5

ハンガリー

ハンガリー金利据え置き、インフレ圧力弱く

この記事の要約

ハンガリー国立銀行(MNB)は28日、主要政策金利を史上最低の2.1%に据え置くことを決定した。長期の金融緩和局面が終了し、来年末まで金利安定を図るという自らの指針に沿ったもので、市場も据え置きを予想していた。 9月の消 […]

ハンガリー国立銀行(MNB)は28日、主要政策金利を史上最低の2.1%に据え置くことを決定した。長期の金融緩和局面が終了し、来年末まで金利安定を図るという自らの指針に沿ったもので、市場も据え置きを予想していた。

9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.5%低下した。物価がこれほど下がるのは1963年以来のことだ。MNBは国内景気が回復すると予測する一方で、余剰生産力の存在や高失業率、欧州連合(EU)諸国の低インフレ率などを判断材料に、インフレ圧力が中期的に高まる可能性は低いとみている。

MNBは今年7月まで24カ月連続で利下げを実施した。下げ幅は合計4.9ポイントに上った。