トルコ産業開発銀行（TSKB）は先月末、日本の国際協力銀行（JBIC）と総額1億5,000万米ドルの与信枠契約を交わしたと発表した。融資期間は12年で、トルコ財務省が保証する予定だ。TSKBは再生可能エネルギー促進とエネルギー効率化に取り組むプロジェクトに融資し、国内のCO2排出削減とエネルギー自給率向上に貢献する。
JBICによると、TDKBへの融資はみずほ銀行との協調融資という形をとり、両行が7,500万米ドルずつ拠出する。JBICはみずほ銀行の融資額の一部を保証する。
TSKBは1950年、世界銀行とトルコ中銀の支援を得て現地民間銀行の資本で設立。民間企業への中長期融資などを通して国内の政策金融機関の役割を果たし、近年は環境課題や持続可能な成長を事業戦略の柱とする。
2014年の資産総額は前年比21.6％増の157億トルコリラ（約56億ユーロ）、貸付総額は19.7％増の110億トルコリラ、純利益は13.3％増の3億7,000万トルコリラに上った。（1TRY=46.18JPY）
