2015/4/15

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコ、三菱重工など参加の原発建設協定を批准

この記事の要約

トルコ議会は1日、同国北部のシノップ原子力発電所の建設に関する日本との国際協定を批准した。同協定は2013年10月に当時のエルドアン首相(現大統領)と安倍首相が調印したもの。シノップ原発の建設は同年5月に三菱重工業や伊藤 […]

トルコ議会は1日、同国北部のシノップ原子力発電所の建設に関する日本との国際協定を批准した。同協定は2013年10月に当時のエルドアン首相(現大統領)と安倍首相が調印したもの。シノップ原発の建設は同年5月に三菱重工業や伊藤忠商事、仏GDFスエズからなる企業連合が220億米ドルで受注していた。今後は予備調査と免許取得を経て、2017~18年ごろに着工する。

シノップ原発プロジェクトは、北部の黒海沿岸に位置するシノップにトルコで2番目の原発を建設するもの。三菱重工が仏アレバと共同開発した加圧水型軽水炉「アトメア1」(1,100メガワット)を4基設置し、総出力は4,800万メガワットとなる。トルコ共和制100周年に当たる2023年の稼働を目指しており、日本にとっては福島第一原発事故以来、初めての海外受注となる。