欧州統計局（ユーロスタット）が13日発表した欧州連合（EU）加盟28カ国の2015年1-3月期の域内総生産（GDP）で、ルーマニアが前年同期比で4.2％増と最も大きな伸びを示した。（表参照）
中東欧では、ハンガリーは製造業がけん引し、前年同期に比べて3.1％増加した。しかし、EU助成金の消化などが景気を押し上げた昨年に比べると勢いがやや鈍った。スロバキアは2.9％増加し、前期の伸び率を0.3ポイント上回った。ブルガリアは内需拡大で前期の1.3％から2％へと加速した。
また、15日発表のチェコ統計局の速報値によると、同国の成長率は前年同期比3.9％と市場予測を上回った。発表後に地元のCTK通信が集計したアナリスト予測によると、通期の成長率は3％と、従来予測を0.5ポイント上回る見通しだ。
