ハンガリーのバルガ経済相は6月30日、米国商工会議所が主催したビジネスフォーラムで、継続的な経済成長を確保するため、自動車以外の産業を育てなければならないとの見解を示した。経済の安定には特定の業界に依存しすぎない体制作りが必要と指摘した。
バルガ経済相は有望な分野として、情報技術（IT）、研究開発（R&D）、再生可能エネルギーなどを例示した。また、輸出市場の拡大に向け、商社ネットワークの活用や商務官の教育、商工会議所間の提携といった施策が有効との考えを示した。
米国との関係では、両国間の貿易高が拡大していることと、米国企業の対ハンガリー投資が盛んであることに言及した。米国はハンガリーにとり、欧州外地域では取引が最も大きく、直接投資額でもトップとなっている。
