工作機械大手の独Gildemeister（ビーレフェルト）が11日発表した2009年12月期暫定決算の最終利益は470万ユーロで、前年の8,110万ユーロから94％減少した。金融・経済危機の直撃を受けた格好。売上高は38％減の11億8,120万ユーロで、本業のもうけを示す営業利益（EBITベース）も80％減の3,240万ユーロに落ち込んだ。
\部門別の売上高は主力の工作機械が36％減の7億5,770万ユーロで、サービスは41％減の4億2,300万ユーロだった。サービスの下落幅が大きかったのは同部門傘下の太陽電池事業で売上高が前年の1億9,950万ユーロから8,850万ユーロに急減したため。売り上げに占める輸出の割合は前年の56％から58％に拡大した。
\新規受注高は11億4,590万ユーロで、前年から39％減少した。工作機械部門が51％減の5億6,800万ユーロと大幅に下落。サービス部門は21％減の5億7,770万ユーロだった。太陽電池事業の受注高は85％増の2億9,980万と大きく拡大している。
\今年に入ってからは受注がやや上向いているものの、経営陣は2010年も厳しい年になると予想。第1四半期は売上高で減少、税引き前損益では赤字を見込んでいる。業績が本格回復する時期については2011年になるとの見方を示した。
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