ドイツ連邦経済省が7日発表した2010年4月の製造業受注指数は前月比で実質2.8％増となり、3月（同5.1％増＝修正値＝）に引き続き大幅に上昇した。製造業受注は今年に入ってほぼ一貫して急速に改善しており、経済省は「メーカーは中間財、投資財を中心に国内外の需要回復の恩恵を幅広い分野で受けている」との見方を示した。
\国内受注は2.9％、国外も同2.8％増加した。国外はユーロ圏が1.0％減となったものの、それ以外の地域が5.5％増と大幅に拡大した。
\部門別では中間財の増加幅が4.2％と最も大きく、投資財も2.2％増えた。消費財は国内とユーロ圏外が振るわずトータルで1.2％減少している。
\大型受注による統計上のブレが少ない2カ月単位の比較をみると、3-4月期の製造業受注は前の期の1-2月を6.7％上回った。国内が6.2％増、国外も7.1％増とともに大きく伸びている。部門別では中間財が7.0％増、投資財が6.8％増とけん引したほか、消費財も2.7％の伸びを記録した。
\4月の製造業受注を前年同月と比較すると、全体が29.7％増加。中間財と消費財はそれぞれ33.9％増、30.4％増と経済危機で落ち込んだ需要が大幅に回復している。消費財は6.6％増だった。
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