経営難に陥ったシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州最大の貯蓄銀行Nord-Ostsee Sparkasse（Nospa、フレンスブルク）を国内の他の貯蓄銀行が救済する。全国の貯蓄銀行の頂点団体DSGV（貯蓄銀行・為替銀行連合会）がこのほど明らかにした。貯蓄銀行が全国の他の貯蓄銀から支援を受けるのは1998年に資金難に陥ったManheimer Sparkasse以来12年ぶり。
\Nospaは経営が悪化したFlensburger Sparkasseを買収したことで資金繰りが厳しくなった。こうした場合は通常、州の貯蓄銀行連合会が救済に乗り出すが、同州の貯蓄銀連合会は他の貯蓄銀を救済した関係で資金が不足しているため、DSGVが乗り出すことになった。
\メディア報道によると、Nospaが必要とする資金は1億5,000万ユーロ程度。全国の他の貯蓄銀は新設した基金に資金を拠出して救済に加わる。資金援助が行われないと、Nospaは連邦金融監督庁（BaFin）から営業停止を命じられる恐れがある。
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