連邦経済省が7日発表した2010年5月のドイツ製造業受注高は物価・季節要因調整後の実質で前月を0.5％下回った。大型受注が少なかったことが響いた格好。3月と4月は受注が大幅に拡大していた。
\国内受注が0.6％、国内も同0.3％減少した。国外はユーロ圏が3.3％減と大きく縮小ものの、ユーロ圏外は1.8％の伸びを示した。
\部門別では中間財が2.3％減少し、足を強く引っ張った。金属製造・加工業界で落ち込みが目立ったという。
\生産財は0.4％増加。ユーロ圏外と国内がそれぞれ2.7％、1.9％増え、ユーロ圏（6.5％減）の不振を相殺した。
\消費財は3.6％増と大きく拡大した。ここでもユーロ圏外（7.1％増）と国内（3.9％増）が好調だった一方で、ユーロ圏は0.3％減と振るわなかった。
\大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、4～5月は前の期の2～3月を5.6％上回った。国内が5.4％増、国外も5.8％増と好調だったほか、中間財（5.1％増）、投資財（6.1％増）、消費財（4.0％増）の3部門とも大きな伸びを示した。
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