独通販大手Ottoのスポーツ用品子会社Sportscheck（ミュンヘン）が販売網の多角化を推進している。同社は店頭販売、ネット、カタログ通販を行うマルチチャンネル販売業者。3つの販売形態のシナジー効果を引き上げるため、今後は直販店を毎年1～2店舗の割合で増設し、業界最大手のKarstadt-Sporthaeuserを追撃する。まずは9月末にベルリンに16店目をオープンする予定だ。
\ネット、カタログ通販では1年半前からロシア、オランダ向け事業を開始した。これにより、国外事業は以前から進出済みのスイス、オーストリアと合わせて4カ国に広がった。
\Sportscheckの2009／10年度（2月末決算）の売上高は前年比5.5％増の3億2,300万ユーロに拡大。経済危機にもかかわらず前年の増収率3.3％を上回った。販売形態別の売上高は、店頭が7％増の1億6,100万ユーロで全体のほぼ半分を占めた。カタログ通販は4％増の4,900万ユーロ。ネット通販は1億1,300万ユーロで、23％の大幅増収となった。
\製品別ではハイキングやウォーキング、クロスカントリーなどアウトドア製品が好調で、売上高は14％増えて全体の約4分の1を占めた。
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