太陽電池大手の独SolarWorld（ボン）が7月29日発表した2010年4-6月期決算の営業利益（EBITベース）は5,640万ユーロとなり、前年同期から19％増加した。増益は5四半期ぶり。生産・調達コストの削減とユーロ安の効果が大きい。売上高は67％増の2億2,710万ユーロで、過去最高を更新した。最終利益は6％増の2,960万ユーロ。
\太陽光発電モジュールの販売規模は前年同期比90％増の237メガワット（MW）へと倍増した。ドイツ本国で7月以降に新設されるソーラー発電設備の法定売電価格が引き下げられることを踏まえ、駆け込み需要が殺到したことが背景にある。ユーロ安で中国製品などに対する価格競争力が高まったこともプラスに働いた。
\2010年通期決算では売上高が10億ユーロの大台に乗ると予想している。
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