後発医薬品大手の独Stada（バート・フィルベル）は30日、ハンガリーの製薬大手Richterと提携すると発表した。バイオ医薬品の後発薬（バイオシミラー）の開発で提携。市場投入を目指す。
\両社はRocheの分子標的型がん治療薬「Rituximab」と「Trastuzumab」のバイオシミラーを共同開発する。Rituximabは現在、Richterが後発医薬品の開発を進めており、Stadaは開発資金を提供。2017年末までに販売許可にこぎつけたい考えだ。Stadaは同薬の西欧および東欧（ロシアなどを除く）における販売権を取得する。
\TrastuzumabについてはStadaが後発薬の開発を行ってきたが、コスト高を理由に昨年末で打ち切った経緯がある。今後は同後発薬開発のデータと開発資金をRichterに提供する。臨床試験は2年後の開始を見込む。Stadaは同後発薬を販売するオプション権を持つ。
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