Ifo経済研究所が26日発表した2012年3月のドイツ企業景況感指数（2005年＝100）は前月の109.7から109.8へと0.1ポイント上昇し、5カ月連続で改善した。今後6カ月の見通しを示す期待指数が102.4から102.7へと0.3ポイント上昇、現状判断を示す指数は横ばいの117.4だった。Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「景気回復の勢いは（これまでに比べ）やや鈍っている」との見方を示した。
\業界別では小売業が最も大きく改善、現状判断と期待指数がともに大幅に上昇した。卸売業は期待指数がやや悪化し、現状判断は大きく落ち込んだ。建設業は現状判断がやや改善、期待指数は微減となった。
\製造業の景況感は3カ月ぶりにやや悪化した。期待指数はわずかに改善したものの、現状判断がやや悪化した。輸出の見通しは依然として良好という。
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