腹痛や発熱などの急病時に相談ができる全国共通のホットライン番号「116117」が16日、運用を開始した。これまで自治体ごとにバラバラだった番号を統一することで、知らない町で急に具合が悪くなっても安心して救急医療サービスを受けられるようにする狙い。固定、携帯、IP電話のいずれからでもかけられ、料金は無料。
\医療機関の診療時間外に患者やその家族が電話で相談できる番号はこれまで全国に1,000以上あった。また、有料サービス番号を利用する自治体もあったほか、町によってはその日の当番医療機関に直接電話しなければならなかった。
\新たな救急医療相談番号は、命にかかわらない急病の相談を想定している。心臓発作や事故などによる大ケガなど、一刻を争う処置が必要な場合はこれまで通り救急番号（112）に通報する。
\なお、バーデン・ヴュルテンベルク、ザールラント、ラインラント・ファルツ（一部）、ヘッセン（一部）の4州では新番号が数週間遅れて導入される。また、小児救急相談など特定の分野を対象にしたホットラインについては従来からの番号が今後も使われる。
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