ドイツ連邦統計局が4月26日発表した同月の消費者物価指数（速報値）は前年同月比の上昇率が2.0％となり、11年1月以来の低水準を記録した。3月は同2.1％、2月は2.3％に上っていた。前月比の変動率はプラス0.1％だった。
\物価を最も強く押し上げているエネルギーをみると、灯油価格は前月を下回った。一方、自動車燃料は4カ月連続で上昇、天然ガスと電力も前月に引き続き高くなった。コメルツ銀行のアナリストはロイター通信に対し「インフレ率が低下しユーロ圏平均を下回っているものの、ドイツの長期的なインフレリスクは軽視できない」との見方を示した。
\欧州連合（EU）基準の消費者物価指数は前年同月比が2.2％上昇、前月比も0.2％上がった。
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