高級車大手の独BMW（ミュンヘン）が韓国の現代自動車とエンジンなどの共同開発に向けて交渉しているもようだ。自動車専門誌『アウトモビル・プロドゥクチオン』が消息筋の情報として報じた。現代自の広報担当者はロイター通信に対し報道内容を否定。BMWはコメントを控えている。
\アウトモビル・プロドゥクチオン誌によると、交渉はトップレベルで行われており、現代自の鄭義宣副会長（鄭夢九会長の子息）はミュンヘンで行われた協議に参加したという。一方、ロイター通信は「交渉は初期段階にある」とする消息筋の発言を報じるとともに、BMWのライトホーファー社長が3日の決算発表で、新たな提携の予定は現在ないと発言したことを指摘。また、BMWが現代自に部品を供給することはあっても提携することはあり得ないとする内部関係者の発言を紹介した。
\BMWはコスト削減に向けて競合との提携を強化しており、エンジンを一部共有する仏PSA Peugeot Citroenとは2015年からハイブリッドエンジン部品でも合弁生産を開始する。トヨタ自動車とは次世代リチウムイオンバッテリー技術に関する共同研究で協働。米General Motors（GM）とは現在、燃料電池分野で提携交渉中だ。
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