自動車産業向け機械メーカーの独Grob（ミンデルハイム）は6月、同社初の中国工場を大連に開設する。製品製造の一部を同国で行うことを購入条件とする取引先が増えていることに対応するためだ。同社役員への取材をもとに16日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。
\Grobは製品を主にミンデルハイムの本社工場で生産しており、国外工場はこれまで、ブラジルのサンパウロと米オハイオ州の2カ所に限られていた。中国向け製品はドイツから輸出してきたが、受注を獲得するために現地生産に踏み切る。工場への投資額は2,000万ユーロに上るという。
\同社は自動車市場の拡大を追い風に事業を急速に拡大しており、2012年2月通期の売上高は前期を25％上回る6億5,000万ユーロに達した。2013年2月期には約10億ユーロへと拡大する見通しという。
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