世界最大のベアリングメーカーであるスウェーデンのSKF（ヨーテボリ）は13日、ドイツの従業員400人を削減すると発表した。欧州とアジアの主要市場で需要が予想を上回る規模で落ち込んでいることに対応する。同社は4月に自動車向け部門で650人を削減したばかり。
\SKFの独工場はシュヴァインフェルト、リュヒョウ、ミュールハイムの3カ所にあり、人員整理はシュヴァインフェルト工場で実施する。経営上の理由による整理解雇は見合わせ、早期退職や高齢者パートタイム制度の活用などを通して従業員数を減らしていく。
\リストラ費用は1億7,000万クローナ（1,880万ユーロ）で、第2四半期に一括計上する。コスト削減効果は2016年以降、年1億7,000万クローナに上るという。
\トム・ジョンストーン社長によると、欧州債務危機の深刻化や世界経済減速の影響で顧客企業はここ数カ月、投資に慎重になっているという。
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